ジムに通っていて、なんとなく居心地が悪いとか、思ったようなパフォーマンスが発揮できないという方は多くいらっしゃると思います。
もちろん、体調がすぐれないとなどの理由もありますが、ひとつの原因として、あなたが通っているジムの環境、具体的には通われている会員さんらと合わないということが考えられます。
この記事では、ジムでのトレーニングを皆が平等に楽しむための方法についてご紹介したいと思います。
バルクハラスメントって?
突然ですが、「バルハラ」ってご存知ですか??
これは「バルクハラスメント」の略で、筋トレ系ユーチューバーのコアラ小嵐さんが動画内で紹介されている、ジム内で体の大きな人に遠慮がちになってしまうことを意味しています。
身体が大きければえらいのか
ジム内に関わらず、職場、公共の場所、家庭などで大きな顔をする人って多いと思います。
例えば、職場であれば長く勤めているからという理由だけで偉そうにする人などがいますね。
ジムでは、身体の大きい人が、大きな声を出したりや大きな音をたてたりしながらトレーニングをしているのを見て威圧的と感じてしまう人もいるでしょう。
そういった人たちがいると、少し遠慮がちにトレーニングをすることになってしまうかもしれません。
では、ジムでは身体が大きな人がえらいのでしょうか?
確かに、筋肉を発達させるにはそれなりの期間が必要になります。
ですから、ジムで大きな顔をしている人は5年とか10年トレーニングを続けていることも少なくありません。
だからと言って、彼らがえらいということにはなりませんね。(笑)
一つのことを長年続けられることは、尊敬に値するかもしれません。
ところが、もっと短い年数でより大きな結果を出している方もいらっしゃるでしょう。
しかも、そもそもスポーツジムという場所は何か一つのことを目的とした人たちが集まる場所ではありません。
ですから、えらいとか、えらくないとか判断すること自体が的外れと言えるでしょう。
周りに遠慮する必要なんてない
ジムに入会されてそれほど期間が経たない方は、場所にも慣れていないだろうし、どうしても遠慮がちになってしまうのかもしれません。
しかし、最初はみんなわからないことの方が多いでしょうから、周りに遠慮する必要なんてないでしょう。
むしろ、どんどん色んなことに挑戦した方が、トレーニングに関する知識も増えるでしょうし、もっとジムに行くことが好きになると思います。
入会して数日しか経っていない人も、10年トレーニングを続けている人も、同じ会費を支払っているので、平等です。
ですから、みんなが自分のやりたいことを思いっきりやるためにジムに通うべきだと思います。
みんなが平等に楽しむためには
続いて、私が考えるジムでのトレーニングを平等に楽しむための方法をご紹介したいと思います。
バルクハラスメントをする人達について知る
残念ながら、よっぽど悪質な行為をする人でなければ、ジム側としては出入り禁止などの対応をすることはないと思います。
ですので、不快な人たちが一人もいなくなるということは期待することができません。
まずは、バルクハラスメントに限らず、ジムで迷惑行為をするのはどういった人たちなのか知ることで、対処法を思いつくことができるはずです。
私がこれまで観察してきた中で、バルクハラスメントをする人は二パターンあります。
- 周りが見えていない
- 自分のトレーニングに自信がない
周りが見えていないタイプの人
これは単純に自分の世界に没頭している人と言えるでしょう。
もくもくと自分のトレーニングに励んでいるのですが、どうしても身体が大きかったり、扱っている重量が重かったりするので、ウエイトを地面に置いたりラックに戻したときの音が周りに威圧感を与えたりすることがあります。
このケースでは、自分の休憩時間などを使ってその人のトレーニングを少し観察してみると良いでしょう。
もしレベルの高いトレーニングをされている人なら、参考になることがあるかもしれません。
私は、ベテランのトレーニーこそ周りに気を使うべきだとは思いますが、もしその人の音を立てる頻度がそれほど多くなかったり、意図的にしているのではないということが理解出来たら、それほど不快と感じなくなるかもしれません。
自分のトレーニングに自信のない人
このタイプの人は、それなりの期間トレーニングを続けているのですが、自分のトレーニングに果たして効果があるのか自信を持てない人です。
やはりウエイトトレーニングは難しく、何年も続けているとなかなか効果が得られなくなってきます。
しかし、長年続けていることなので、周りから一目置かれたいという欲求はあるのでしょう。
そういった気持ちが、周りに対する威圧的な雰囲気として出てしまうのかもしれません。
このタイプには、反面教師になってもらうしかないのではないでしょうか。
あなたが今後ジムでのトレーニングを目的をもって、楽しみながら続けていくための悪い例として見るならば、少しでもその人たちの行動も許容できるかもしれません。
目標をもって取り組んでみる
先ほどバルクハラスメントをする人のタイプとして二つ紹介し、簡単にそれぞれの対処法について説明しました。
しかし、やはり周りに惑わされずトレーニングに取り組むためには、ジムでの意識が大切になってきます。
あなたがジムに通う目的はなんでしょうか?
その目的によって、トレーニングで目指すべき目標は変わってきます。
ダイエット、スポーツの補強、ボディビルやパワーリフティングの競技のためなど、様々ですが、やはり目標を達成するためには自分の変化を記録することが効果的です。
体型や体重を記録する、メインセットの重量を記録する、行った種目を記録する、など簡単にできることでもやるだけでジムでの意識が変わってきます。
ジムはどれだけ辛い思いをしているかを競う場所ではありません。
「めっちゃきついことに耐えてるぜ!」ということをアピールしている人たちがいるかもしれませんが、目標を達成するためにすべきことを理解した上でトレーニングに励むならば、そういった人たちはあまり気にならなくなるでしょう。
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これからジムに通う方に知っていただきたいこと
私がジムに通い始めて間もない頃、こんなことがありました。
その日はケーブルのマシンを使って腹筋のトレーニングをしていたのですが、とても体の大きい男性がすぐ近くでこちらをじっと見てきました。
その方は、何気なく待っていただけかもしれませんが、「別にそこでその運動をしなくてもいいじゃないか」とか、「ダラダラやってるんじゃないか」とか、思われてしまっているのかな、と感じました。
ほとんどの方は、そういった状況では次の方に譲ったほうがいいのかな、と思うのかもしれません。
ジムに通い始めのころは、初めて見るマシンや新しい種目に挑戦してみたいと思う人も多いと思います。
なのに、周りに気を使ってそういったことにも遠慮がちになってしまうのはもったいないです。
私の通っているジムでもジムマナーについてスタッフさんが注意をされることはあるのですが、常に目を光らせているわけでもありません。
ですが、必要以上に大きな音をたてたり、大きな声を出していた人たちはいつの間にかいなくなっていました。
注意されるなどして居心地が悪くなったのか、そもそもトレーニングにそれほど熱意を持っていなかったのかわかりませんが、少しずつジムの環境は改善していっているように思います。
ですから、最初は慣れない環境で何をやっていいのかよくわからないと思うかもしれませんが、しっかり自分の目的をもって取り組んでいれば、必ず環境の方も良くなっていくはずです。
私も、最初はジムに行く曜日や時間帯を変たりして、なるべく快適にトレーニングをできるような工夫をしていましたが、この記事を読んでくださったあなたが、もしジムに通い始めであまり居心地が良くないと感じることがあっても、必ず状況は変わるはずです。