簿記3級を独学で合格するには

就職活動やキャリアアップのために、簿記の学習を始めようと思っているけども、なかなか学校に通う時間がない、という方もいらっしゃると思います。

そういった方は、独学で簿記3級の合格にチャレンジされるのではないでしょうか。

この記事では、独学で簿記3級に合格するための方法をお伝えします。

読んでいただければ、これから学習を始めるにあたってのヒントが得られるはずです。

もし、もうすでに学習を始められている方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。

簿記の学習を始めるにあたって、まず知っておくべきこと

まずはテキストを買おう!

まず、独学ということで、大前提としてテキストと問題集は最低限必要となります。

こちらのブログでも網羅的に簿記3級の学習内容については解説させていただいていますが、簿記の学習では仕訳や計算問題を繰り返し練習することが重要です。

これまで、簿記に接したことのない方は特に、一度問題を解いただけではなかなか理解しずらい部分があると思います。

ですから、市販の問題集を購入し、繰り返し練習することで少しずつ全体像が見えてくるはずです。

最初は忍耐力がいるかもしれませんが、焦らず、自分のペースで頑張ってください。

おススメのテキストはこちら!

 

簿記のテキストの進め方

市販のテキストでは、簿記3級の試験に出題される可能性のあるすべての内容が記載されています。

ですから、テキストに記載されている内容については、一通り理解する必要があります。

ですが、中には細かい内容であったり、理解しずらいものもあるでしょう。

そういった時は、一度その内容についてはおいておいて次に進まれることをお勧めします。

一度読んだだけで完璧に理解できる人はいませんし、検定試験でも100点をとる必要はありません。

ですから、初めは「わからなくて当たり前」くらいの気持ちで気軽に進めていってください。

二回目、三回目にテキストを読むころには、だいぶ簿記に対する理解が深まっているはずです。

しかし、やみくもにテキストや問題集を進めていてもモチベーションが続かなかったり、力がついている実感が得られないこともあるかもしれません。

そういった時は、こちらのブログでまとめている内容を優先的にテキストと照らし合わせながら学習していただけたらと思います。

試験で重要度の高い部分を、なるべく、初学者の方にもわかりやすく説明したつもりですので、勉強が行き詰った時などにも活用していただけたら幸いです。

まずは仕訳についてしっかり理解しよう!

簿記の学習はまず仕訳からです。

会社が仕訳をするタイミングって?

初めは一つでも多くの勘定科目と仕訳を覚えていくことに力を注いでください。

そうすることで、必ず簿記への理解が深まるはずです。

最初はすぐ答えを見ることを恐れないでください。

テキストを読んだだけでは問題が解けるようになりません。

自分の力で解けないと勉強した気にならないかもしれませんが、解答を見て確認した内容は必ず頭の中に残っていますので、見て、忘れる、を繰り返していけば確実に実力で解けるようになるはずです。

決算の問題について

簿記3級の学習のおそらく後半で学ばれる決算の問題について、少し勉強法や対策について触れておきたいと思います。

決算について知ろう(簿記3級)

決算の問題では、「精算表」「財務諸表」などといったボリュームのある表に記入していかなくてはなりません。

ですから、商品売買や決算整理の仕訳などを一通り理解できてから取り組むのが効率的です。

少しでも自信がなければ、過去の内容に立ち戻って復習してから再挑戦してみてください。

また、これらの問題は計算量が多くなり、最初は一問解くのに一時間以上かかってしまうかもしれません。

そういった場合のおすすめの勉強法として、一つの問題に取り組む時間を決める方法があります。

40分、もしくは50分と自分の力のみで解く時間を決めておいて、もしそれを超えてしまった場合はすぐ解答を確認し、電卓をたたきながら数字を合わせていくという方法です。

しかし、これはそれなりに力がついてきた人に有効な方法ですので、もし初めて取り組む場合は、初めから答えを見るか、長くとも5分から10分問題を眺めてすぐ、解答を見ながら理解していく方法も有効だと思われます。

過去問について

試験前には過去問を必ず解くようにしてください。

最初は、第一問から第五問まで、解答時間を気にせず一問ずつ別々に解くとストレスが少ないと思います。

ですが、最終的に必ず2時間内で全ての問題を解けるようになるまで練習してください。

過去問題集は10回分以上の過去問が載っているものが多いと思いますが、古い問題ですと、出題の傾向が現在と異なっている場合があります。

ですので、なるべく新しい問題で慣れておくことをお勧めします。

本番形式で練習するのにお勧めの本はこちら!

まとめ

今回は、独学で簿記3級に合格するための方法についてご紹介させていただきました。

私は簿記の学習に取り組まれる皆さんを応援しています。

このブログを目にされた全員が無事検定試験に合格され、就職やキャリアアップに役立てていかれることを心から願っています。

ただ、どうしても独学で勉強するのが苦しかったら、資格学校に通うこともありじゃないかと思います。

一緒に学ぶ仲間もできるでしょうし、自宅では集中できないという人も、学校の自習室を利用することで効率的に勉強を進めることができるはずです。

また、簿記の資格を取得後、税理士、公認会計士などのより難易度の高い資格に挑戦するのであれば、独学というのはあまり現実的ではありません。

ですので、その後のことを考えるのであれば、最初から資格学校に慣れておくというのも良いと思います。

簿記が学べる大手のスクールは、TAC、大原などありますが、特に社会人の方にお勧めの学校はLECです。

オンラインショップ

通信が充実しているので、自宅で、しかも必要なところだけを学ぶことができます。

途中まで独学で学んでいて、最後の仕上げだけ受講したい、などの目的の方には最適の学校だと思います。

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