これまでダイエット目的などで様々な運動に取り組んでこられて、でも自分は運動経験が少ないから、とか運動神経が良くないから、という理由で諦めてきた人も多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫です。
筋トレをすることで必ずあなたの運動神経は向上しますし、そもそもあなたの運動神経が良くない、ということすらあなたの誤解でしかないかもしれないのです。
この記事では、運動経験の少ない人向けの筋トレ方法についてご紹介します。
読んでいただければ、あなたの身体づくりの参考になるはずです。
目次
運動神経が良い、悪いって?
まず、運動神経が良い、悪い、について考えてみましょう。
おそらくあなたは、これまで学校の体育の時間や部活において、指導者から走る、投げる、跳ぶ、など様々な「運動」の指導を受けてきたことと思います。
学校では指導者は絶対ですから、その場において指導者が言うように、また周りがやっているようにあなたもその動きを真似しようとしたでしょう。
ですが、なかなか周りと同じようにできないな、とか、先生が言うようにしてもなかなかうまく身体を動かせないな、という経験をしたかもしれません。
そうして、「自分は運動神経が悪いんだなあ」と思ったのではないでしょうか。
4スタンス理論について
しかし、以前の投稿でもご紹介した通り、4スタンス理論によると人間の動きのタイプは4つに分かれています。
怪我をせず安全に筋トレを続けるには?
4スタンス理論について簡単に説明すると、立つ、しゃがむ、走る、跳ぶ、など様々な人間の運動とは、動きのタイプによって4つに分かれるというものです。
例えば、物を引っ張る時、ひざを安定させた方が力が出る人もいるし、腰を安定させた方が力が出る人もいます。
これは生まれつき決まっているものであり、仮にひざを安定させた方が力が出る人に対して、腰を安定させるようにしどうしたならば、その人はその動きにおいて決して本来の能力を発揮することができません。
指導者と生徒の動き方の違い
ですから、指導者の動きが生徒にも合う、という確率は四分の一でしかありません。
そもそも、自分と同じやり方ですべての生徒を伸ばすことができる、と考えるのは指導者の驕りです。
正しい身体の使い方をあなた自身が知ることで、あなたの運動神経はどんどん伸ばすことができます。
また、身体の使い方以外にもチームスポーツが好きではない、とか学校という環境でのびのびと身体を動かせない、というだけだったかもしれません。
そんな学校という限られた場所の運動経験だけで、あなたの運動神経が悪い、と決めつけてしまうのはもったいなさすぎます。
過去のダメな指導者の呪縛から、あなたの身体を自由にしてあげてくださいね。
筋トレで運動神経を伸ばす方法
続いて、筋トレで運動神経を伸ばす方法について考えてみましょう。
筋肉が力を出す場合、脳から運動ニューロンを媒介にして筋肉へと伝達プロセスが必要になります。
歩くだけのような単純な運動であっても、この経路がなければ体は動きません。
ですから、全ての動きのおいて、あなたの筋肉が強い力を発揮しようとするには脳からの指令が必要ということです。
そして、あなたの筋肉を効率よく使ってあげることで、あなたが一日に使う消費カロリーを高め、ダイエット効果を得ることができます。
つまり、ただただ嫌な運動を「こなす」だけではなかなか力を発揮できませんし、運動能力も高まりません。
ですから、一つ一つの動きを頭でイメージしながら行ってみてください。
例えばスクワットを10回する場合、ただしゃがんで立つを繰り返すのではなく、どうすればひざに負担がないか、楽に立ち上がれるか、を意識して行ってみましょう。
「楽にできてしまっては意味ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はあなたの身体が「楽に」動けているときにあなたの身体は「連動性」が高まり、様々な筋肉を効率的に使えているんです。
当然、多くの筋肉を連動して動かせた方が運動効果は高まりますよね?
効果が実感できれば楽しくなりますし、「もっと自分の運動能力を高めていこう!」と思えると思います。
ジムでのマシンの使い方
ここからは、ジムにダイエットや身体づくりの目的で通われている人に向けて、ジムでマシンを使う時に意識すべきことについてお伝えしたいと思います。
基本的には、ジムにあるトレーニングマシンは特定の筋肉を刺激するように作られているため、特に何も考えなくても、正しく使えば筋トレ効果を得ることができます。
もし、さらに効率的に効果を得たいのであれば、注意すべき点は二つあります。
- 毎回の動作が同じように行えていること
- 手首や肩、腰などに無理な負担がかかっていないこと
これらを意識することで、あなたの運動能力をさらに高めることができるでしょう。
毎回の動作が同じように行えているか
まず、毎回の動作が同じように行えているか、についてです。
例えば、腕を鍛えるマシンで10回動作を行ったとします。
その時に、10回ともほぼ同じ可動域で動作を行う必要があるということです。
しんどくなってきたら、どうしても腕が途中までしか上がり切らなかったり、また、腕の代わりに肩が上がってしまうこともあるかもしれません。
しかし、重要なことは、腕を動かすという意識を持つことです。
ただやみくもにやるのではなく、身体にその動作を覚えこませます。
そうすることで、神経系が発達し、使っている筋肉がしっかりと働いてくれるようになります。
初めて自転車に乗った時のことを思い出してみてください。
何も考えずペダルをこいでいても、自転車はまっすぐ進まなかったのではないでしょうか。
無意識に、バランスをとったり、こぐ力を調整していたはずです。
筋トレも同じように、イメージをもって行うことで、効果を高めることができます。
手首や肩、腰などに無理な負担がかかっていないか
トレーニングマシンは正しいフォームで行うことで、狙った筋肉に刺激を与えることができます。
ただし、手首や肩、腰などの関節に無理な負担がかかってしまっている場合、目的としている筋肉を動かせていない可能性があります。
それぞれのトレーニングマシンに合った身体の使い方は、骨格などの体型により異なることがあります。
ですから、あなた自身が無理のない動きを見つけていかなければなりません。
筋トレは身体を痛めつけることを目的としているわけではありません。
もし、狙った筋肉に刺激が得られていないと感じたのであれば、握り方、姿勢、力の向きなどを工夫する必要があります。
そのためには、前述のとおり、何度も同じ動作をイメージをもって行ってみてください。
子供が自転車に乗ることができるように、あなたもトレーニングマシンの使い方が日々上達していくはずです。
筋トレの効果を最大限に発揮させる方法について説明します!!
まとめ
今回は、運動経験の少ない人に向けて、運動神経を高めながら身体づくりをする方法についてご紹介させていただきました。
ただキツいだけのダイエットに取り組んできた人は、少し意識して身体を使えるようにしてみたら、もっと効率的に身体をかえることができるはずです!
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