トータル500kgへの道 デッドリフト156(11/9)

トータル500kgへの道

今日はデッドリフトの日です。今朝の体重は82.80kgでした。

アップは60kg6reps、100kg3reps、140kg1repで、トップシングルが①150kg1rep(RPE7)、②160kg1rep(RPE8)、③165kg1rep(RPE9)、メインセットは①132.5kg5reps(RPE7)、②132.5kg5reps(RPE6)、③137.5kg5reps(RPE7)、④137.5kg5reps(RPE8)で、メモリセットは142.5kg3reps(RPE8)です。

続いて、ナローデッドは122.5kg6repsを2セットと、127.5kg4repsを1セット行いました。

今回からまた意識を変えたのですが、変えた点としては、骨盤をなるべく後傾したまま動作を行うことで、みぞおちのあたりを軸に引くということです。

腸腰筋という筋肉は起始部が胸椎にあり、停止部が大腿骨の小転子というところになるのですが、胸椎、つまりみぞおちのあたりから足が生えている意識で、というのはスポーツや武道の世界などではよく言われることだと思います。

腸腰筋は姿勢を保ったり、身体を前進させるのに重要な役割を果たす筋肉ですが、どんなスポーツであっても下半身の動きをいかに上半身、そして体の末端に伝えるかにみんな苦心するわけです。

その際、腸腰筋の動きが下半身、特にハムストリングスや内転筋の働きと連動することで、地面に対する反力、つまり床を蹴った力を無駄なく上半身に伝えることが出来ます。

デッドリフトの場合、床に置いてあるバーベルを腕で引くわけですが、腕は肩関節から生えている、という意識で動作を行うと、バーベルの真上には肩関節が位置する形になります。

しかし、これだと腕の意識が強くなってしまい、作用する筋肉としては上腕骨に付着する広背筋、そして広背筋にテンションがかかることにより骨盤は前傾し、大腿四頭筋にストレスがかかってきます。

大腿四頭筋は身体が前進するのにブレーキをかける筋肉ですから、結果として地面の反力を無駄なくバーベルに伝えることはできません。

むしろ、バーベルの真上にみぞおちがくるようにセッティングすることによって、肩関節ではなく、鎖骨の作用によって腕がバーベルを引き上げる形になり、腸腰筋が胸椎を引っ張ってくれるので下半身の力がうまく連動するように感じます。

特にワイドデッドリフトの場合、カギはいかに大腿四頭筋のストレスを減らすか、というものだと思います。

力がもともと強い人なんかは、膝を伸ばす力で地面を蹴り、そして背中を収縮する力で身体を起こすことで、バーベルを引っ張り上げることでもある程度の重量を扱うことが出来るでしょう。

しかし、いかに地面の反力を利用するかというところにフォーカスすると、このような筋肉の働きは、下半身の動きを上半身に伝えるのにブレーキをかけてしまうことがあります。

特にトップで詰まってしまう人なんかは、大腿四頭筋や背中の筋力に頼りすぎてしまっているのかもしれません。

今回は、前回137.5kg5repsが苦しかったので、132.5kgからメインセットをスタートしたのですが、軽かったので、その後137.5kg5repsを2セット行いました。

次回は、140kgに上げて行う予定です。

その後のナローデッドも同じ意識で行おうとしたのですが、ベルトが右側の骨盤に当たり、かなり肉が挟まったように痛かったので、やや身体を起こして行いました。

ですので、やはりナローデッドの場合は、大腿四頭筋や背筋群の作用が強めなのかもしれません。

デッドリフトの後は、背中とハムストリングスの補助種目を行い、今日のトレーニングは終了です。

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