トータル500kgへの道 ベンチプレス172(3/12)

トータル500kgへの道

3/12 BP 体重79.95kg

アップは20kg8reps、60kg5repsで、トップシングルが(止めあり)①95kg1rep(RPE8)、②100kg1rep(RPE8)、③102.5kg1rep(RPE9)で、メインセットは①87.5kg8reps(RPE8)、②87.5kg8reps(RPE8)、③90kg6reps(RPE8)で、メモリセットは92.5kg4reps(RPE9)です。

その後は足上げナロー80kg10repsを1セットと、80kg7repsを1セット、止めあり82.5kg5repsを1セット、87.5kg3repsを1セット、90kg3repsを1セット、92.5kg3repsを1セット、95kg2repsを1セット、97.5kg2repsを1セット行いました。

今回は止めありを多めに行いました。

止めありを行っているときに気付いたのですが、足の位置を寄せすぎない、むしろ少し遠くにセッティングすることにより、より楽に動作が行えるようになりました。

これまで、ベンチプレスの新ルールが発表されてから、手首をやや立たせ、バーの下ろす位置をやや首側にする以外のことは特に変更していなかったのですが、ずっと右の肩に負担がかかっていることを感じていました。

これはブリッジの高さ自体は変えていなかったため、スタートポジションからボトムまでの前後の移動幅がほぼゼロで、実質、真下に下ろしているような状態になってしまったいたからだと思います。

これまでのフォームだとお腹側の一番高い位置に下ろすことが出来るため、ブリッジをできる限り高く組んだとしても、スタートポジションからボトムまで斜めの軌道を描く形となり、肩の負担を軽減することが出来ていました。

しかし、首側のやや低い位置にバーを下ろすにあたって、これまでの足の位置だと、そもそも脚の力がうまくバーに伝わらず、窮屈な感じさえあったように思います。

足の位置をやや遠くにすることによって、ブリッジ自体は低くなりますが、下ろす位置がスタートポジションから遠くなることにより、前後の移動幅が生まれ、肩の負担を軽減できるだけでなく、むしろこの方が脚の力をバーにうまく伝えることが出来ます。

簡単に言うと、ブリッジを組まない自然な状態で楽に足を置いた位置でベンチプレスをするということです。

もちろんバーを上下させる際には胸をそらせてブリッジを組むのですが、実質、それ以上に胸を高くしようとか、そういったことはしないベンチプレスになります。

いわゆる一般的なトレーニングとして行われるベンチプレスに近い形ということではないでしょうか。

結局、ベンチプレスはスクワットやデッドリフトに比べ、過度に高いブリッジを組むことにより高重量を扱える選手が多く、もともとパワーリフティングのルーツである、筋力を鍛えて身体を大きくするという目的とは言えない競技となってしまっていました。

私の考えとしては、どんな競技であっても決められたルールの中で最大のパフォーマンスを目指すのが競技者としてあるべき姿ですから、高いブリッジを組むことに関して問題であったとは思わないのですが、一般的に知られているベンチプレスと、一部の競技者が行うベンチプレスの見た目に大きな乖離があったのは事実だと思います。

実際、新ルールが適用されてからの日本の公式大会でも、数十キロも記録を落としてしまった選手もいたようです。

確かに、本来そのスポーツが目指すものと違うところでせめぎあいが行われてしまっている状況であれば、やはりルールを変えるというのが必要なのかもしれません。

ベンチプレスを含むパワーリフティングという競技で求められているのが、筋力をつけることであるはずなのに、高いブリッジを組める柔軟性や骨格の持ち主があまりにも有利なルールということであれば、本来あるべき姿ではなかったのでしょう。

もちろん私もこれまで短い年数であれど、つちかったベンチプレスの技術が無駄になるということは全くありませんが、今後はあまり難しいことは考えず、自然なベンチプレスをしていけば良いのかもしれません。

セッティングその他フォームも少しずつ精度を上げていければと思っています。

ベンチプレスの後は、胸と肩(サイド、フロント)の補助種目を行い、今日のトレーニングは終了です。

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