商品売買について知ろう(簿記3級)

簿記の3級の学習を始めて、最初に学習する「商品売買」がいまいちよくわからないという方もいらっしゃると思います。

この記事では、取引の基本となる「商品売買」について正しく理解していただきます。

「商品売買」についての理解が進めば、今後の学習もスムーズにいくはずです!

まだ簿記の学習を始めていないという方は、こちらから読んでみてくださいね。

簿記の学習を始めるにあたって、まず知っておくべきこと

商品売買で使う勘定科目

まずは、商品売買の仕訳で使う勘定科目を確認しましょう。

簿記の商品売買では、「仕入(しいれ)」と「売上(うりあげ)」という勘定科目を使います。

意味は、普段耳にするとおりだと思います。

仕入:商品を買ってくること

売上:商品を誰かに販売すること

商品売買の仕訳を理解しよう

借方と貸方、どっちに記入するの?

簿記の五要素についての理解はできていますか?

勘定科目を知るうえで大切な簿記の五要素とは?

簿記の五要素(資産、負債、純資産、収益、費用)のうち、仕入は「費用」、売上は「収益」に該当します。

続いて、取引の八要素についても見てみましょう。

簿記の取引について理解しよう!

取引の八要素とは、簿記の五要素ごとに、「借方要素」と「貸方要素」とで分けたものです。

今回は、八つの要素のうち、「費用の発生」と「収益の発生」に着目します。

(借方要素) (貸方要素)
資産の増加 資産の減少
負債の減少 負債の増加
純資産の減少 純資産の増加
費用の発生 収益の発生

費用の発生は借方要素、収益の発生は貸方要素ですので、「仕入」は借方、「売上」は貸方に記入します。

ですので、商品売買の仕訳は次のようになります。

・商品を買ってきた時

借方 貸方
仕入○○円 ×××

・商品を販売した時

借方 貸方
××× 売上○○円

この×××の欄に、何で商品を買ったか、もしくは売ったかを記入することになります。

これについて、これから勉強していくことになるのでしっかり覚えておきましょう。

現金で取引した場合の仕訳

それでは、一番基本的な、現金で商品を売ったり買ったりした場合の仕訳を見ていきましょう。

まず、現金100円で商品を仕入れた場合、

借方 貸方
仕入 100 現金 100

となります。借方が「費用の発生」で、貸方は現金が資産となりますから、「資産の減少」ですね。

現金100が減ったことによって、商品100を仕入れることができた、を意味します。

次に、現金100円で商品を売上げた場合、

借方 貸方
現金 100 売上 100

となります。今度は借方が「資産の増加」で、貸方が「収益の発生」ですね。

商品100を売上げたことによって、現金100が増えたことを意味します。

まとめ

今回は、簿記の「商品売買」で使う勘定科目と、現金で取引した場合の仕訳について勉強しました。

少しでも頭がこんがらがったら、「取引の八要素」を確認してください。

とは言ったものの、仕訳を勉強していて、現金が右に来たり、左に来たり、よくわからない!!と思うことがあるかもしれません。

そんな時は、以前の投稿でもご紹介した、「取引の表と裏」について考えてみてください。

会社が仕訳をするタイミングって?

会社で商売をしていると、日々、お金が増えたり減ったりします。

「取引の表と裏」で考えると、お金が減ったことも増えたことも、必ず原因があって起こるはずです。

今回の商品売買では、商品を買ってきたらお金が減ります。

商品を販売したなら、お金が増えます。

つまり、原因と結果を結びつけるのが簿記の仕訳だと考えてください。

例えば、商品を現金で仕入れたなら、

原因 結果
商品を買ってきた(仕入) お金が減った

となりますし、現金で売り上げたなら、

結果 原因
お金が増えた 商品を売上げた(売上)

となります。

仕入れた場合の仕訳だと、原因となる「仕入」は費用で借方要素ですから、結果となるお金が減った、は資産の減少で反対の貸方要素、となります。

一方で、商品を売上げた場合の仕訳だと、原因となる「売上」は収益で貸方要素ですから、結果となるお金が増えた、は資産の増加で反対の借方要素、となります。

このように、簿記の仕訳では必ず、借方と貸方が結び付く仕組みになっています。

ですから、「取引の八要素」も丸暗記するのではなく、一つ一つの取引と関連付けて理解していってみてください。

最初は少し慣れないかもしれませんが、肩の力を抜いてもらえれば自然となじんでくるはずです。

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